« 2007年8月 | トップページ

2007年10月13日 (土)

バランス

日本に帰ってきています。

眼科の学会ではおそらく初めてではないかと思いますが(すくなくともわたしが眼科医になってからは)、眼科疫学についてのシンポジウムがありましてそれに参加してきました。これまで眼科の疫学というのはかなり日陰の存在でしたし、それが急に変わるとも思えませんが少なくとも今回、日本の眼科の学会の中で疫学についてひとつのトピックとして取り上げてくれたこと自体はとても大きなことだと思います。

さて、学会のあとに同じ分野の数少ない研究者のかたと夕食をご一緒させていただきました。その方は大学院で日本有数の疫学研究のなかで眼科の疫学研究をしっかりとしたかたちでいくつかの論文にまとめた方です。わたしのやっている仕事のちょっと先を行っている方なので私はその方を目標にやってきたわけで、今回ゆっくり話をすることができてとても有意義な時間を過ごすことができました。

その方は大学から市中病院に派遣されていて研究からはは離れた日々を送っておられるとのことでしたが来年にはまた大学に戻って眼科疫学の研究に復帰する・・・ということでした。が、臨床と研究の狭間で揺れているとのこと。大学院をおえてようやく臨床に本腰が入ってきたところでまた大学に戻るということは臨床医としての成長をあるいみ犠牲にすることになるからです。日本の大学では臨床と研究をバランスよく配分していくというのはなかなか困難なのです。確かにそのとおり。わたしもさすがにここ1-2年臨床から離れてみて、やっぱり臨床に戻りたい気持ちもあり、でも研究ももちろん続けたい気持ちもあり・・・それを両立できるポジションが果たして日本の大学の中に実現できるのかどうか・・・。わたしもいつまでメルボルンで遊んでいられるかわかりませんが、バランスよく臨床と研究をやれるように今からよくよく考えておかなければと考えさせられました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 8日 (月)

おとうさんよりも・・・

今朝朝食を食べていると次男が突然に「ぼく、おとうさんよりもおおきな口をみたことがある。」と言い出しました。そして自分のあごからほっぺた全体を指さしながら「このくらいでかいの。」と言っています。

そりゃそういう口もあるだろうよ、ほら漫画とか動物とかだろ?と返すと、「ちがう。ひとの口。」と言うではありませんか。なにか怖い夢でも見たのかと思ったのですがよくよく聞いてみるとテレビでアップになったひとの口がそのくらい大きかったとい う話のようです。
Rimg0014
ところで次男は何かを説明するときによく私を基準にします。(私より大きいときは義理の兄(アメリカ出身、推定身長185cm)が次の基準です。ちなみに先日はキングコングの大きさを義理の兄より大きいと説明していました。そしてその次はたぶん恐竜です。すごいギャップですが・・・。)

それにしても彼にとってわたしがすべてのものごとの基準になっているのかと思うと責任重大だな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 5日 (金)

誰も教えてくれなかった「医学論文の書き方 10の鉄則」

ようやくメルボルンも春らしく温かくなってきました。自転車通勤もますます快適!

さて、こちらに来て3ヶ月がたったわけですが、先にも書いたとおり今年の目標は「論文月一本」!かなりハイペースであることには間違いありませんが、今やっている仕事は疫学研究なのですがすでに集計されたデータセットがありますので、そのデータを統計解析して論文に仕上げる・・・ということなのでこのペースになるということです。もちろんデータを集めるまでが大仕事なわけですが今のボスのすごいところはアメリカ、オーストラリア、シンガポールなどの疫学研究に関わっていて、それらの研究のデータセットを自由に使えるということ!眼科疫学という狭い分野のなかではかなり恵まれた環境にあります。

さてこれまでの目標達成度ですが・・・アクセプト1編、レビュー待ち2編、レター2編となかなかのスタートを切りました。問題はこれからこのペースを続けられるかどうかです。今後はシンガポールの疫学研究のデータを解析して日本のものと比べる・・・などのテーマで行く予定です。

Rimg0225ずいぶんと前置きが長くなってしまいましたが本題は「誰も教えてくれなかった医学論文の書き方 10の鉄則」ということで、今のボスのセミナーで教えてもらった論文作成の極意についてです。彼はこれまで何百という論文を書き、また眼科系医学雑誌の編集委員やレビューワーをあれこれ経験していますのでとても説得力のある話です。その内容は・・・

続きを読む "誰も教えてくれなかった「医学論文の書き方 10の鉄則」"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2007年8月 | トップページ