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2007年10月13日 (土)

バランス

日本に帰ってきています。

眼科の学会ではおそらく初めてではないかと思いますが(すくなくともわたしが眼科医になってからは)、眼科疫学についてのシンポジウムがありましてそれに参加してきました。これまで眼科の疫学というのはかなり日陰の存在でしたし、それが急に変わるとも思えませんが少なくとも今回、日本の眼科の学会の中で疫学についてひとつのトピックとして取り上げてくれたこと自体はとても大きなことだと思います。

さて、学会のあとに同じ分野の数少ない研究者のかたと夕食をご一緒させていただきました。その方は大学院で日本有数の疫学研究のなかで眼科の疫学研究をしっかりとしたかたちでいくつかの論文にまとめた方です。わたしのやっている仕事のちょっと先を行っている方なので私はその方を目標にやってきたわけで、今回ゆっくり話をすることができてとても有意義な時間を過ごすことができました。

その方は大学から市中病院に派遣されていて研究からはは離れた日々を送っておられるとのことでしたが来年にはまた大学に戻って眼科疫学の研究に復帰する・・・ということでした。が、臨床と研究の狭間で揺れているとのこと。大学院をおえてようやく臨床に本腰が入ってきたところでまた大学に戻るということは臨床医としての成長をあるいみ犠牲にすることになるからです。日本の大学では臨床と研究をバランスよく配分していくというのはなかなか困難なのです。確かにそのとおり。わたしもさすがにここ1-2年臨床から離れてみて、やっぱり臨床に戻りたい気持ちもあり、でも研究ももちろん続けたい気持ちもあり・・・それを両立できるポジションが果たして日本の大学の中に実現できるのかどうか・・・。わたしもいつまでメルボルンで遊んでいられるかわかりませんが、バランスよく臨床と研究をやれるように今からよくよく考えておかなければと考えさせられました。

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